1928(S2)年に北王子貨物線須賀支線用(王子~須賀)にバッテリ機関車AB10形として芝浦製作所(現東芝)で製造された機関車。 バッテリ式であったのは当時沿線には軍事工場が多く、火災防止の為であったためである。 その後1932(S6)年に須賀支線が電化されたため、パンタグラフを取り付けEB10形電気機関車に改造された。終戦後軍事物資の運送は無くなったが須賀支線沿線の化学工場の物資輸送に活躍した。現在は化学工場は移転し須賀支線も廃線となり、1972(S47)年に廃車となった。 現在では1号機が東京都府中市内に保存されている。 |