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■製造:1938(S13)〜 ■所属:秩父鉄道 1C1形の中型客貨機。動輪径もC57形の1,750mmから1,520mmと小ぶりとなっている。戦前の1次車が382両、戦後の2次車は1947(S22)年までに45両製造され、合計で427両製造された。現在秩父鉄道で活躍する363号機は1次車に該当する。外見上は給水温め器が額に乗っていることが特徴である。 363号機は廃車後埼玉県吹上町の小学校に保管されていたが、1988(S63)年、「さいたま博」向けの運転用にJR大宮工場で復元されたもの。秩父鉄道で「パレオエクスプレス」の機関車として活躍しているが、かつてはオフシーズンにD51 498号と重連を組んで「SL奥利根号」を牽引することもあった。 かつて、1号機が梅小路区で動態保存されており、時折「SLやまぐち号」を牽引していたが、SL保守体制の見直しにより現在は火を落とし静態保存されている。 ■参考文献: |
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■写真1:
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