■キハ80系について
製造年	1960　～　-	製造(改造)両数	384両
概要	■背景：　「特急はつかり」用として1960(S35)年に登場した特急型気動車。基本的には151系電車とを踏襲した車両とし、先頭車は151系電車とは異なるデザインであるがボンネットスタイルのキハ81形が製造された。　デビュー当初は設計期間が短かったこともあり初期故障が多く、『はつかり型』改め『がっかり型』等とマスコミからは揶揄された。　その後、特急白鳥（１）用として上野編成・大阪編成と分割ができるよう貫通型のキハ82形が製造され、その後はこのタイプが四国を除く全国へと展開された。だが、旧設計で非力なエンジンかつ編成中の2エンジン非が低くアンダーパワーであり、山岳線への投入や平坦線においても速度向上が望めないことから、ヨンサントオのダイヤ改正に向けて出力を増強したキハ181系が製造されていった。　国鉄分割民営化後はJR東海、JR北海道に引き継がれた。前者は特急ひだ、特急南紀として運転されていたが1992(H4)年までにキハ85系に置き換えられた。また1988(S63)年には本形式を改造したジョイフルトレイン「リゾートライナー」も誕生したが1995(H7)年に廃車となった。　JR北海道車は1992(H4)年まで臨時特急北斗で使用されていた。その他ジョイフルトレイン「フラノエクスプレス」、「トマムサホロエクスプレス」に改造され活躍していたがそれぞれ2004(H16)、2007(H19)年に廃車となった。　現在でも全国の博物館、記念館で保存されている。
参考文献	・ネコ・パブリッシング社 JR全車輌ハンドブック1996